C++テンプレート完全ガイド読書会 にリモート参加してみた、ついでに地方での読書会について少し考えてみた

昨日のことではあるが、遥佐保さんの主催する ExceptionalC++読書会リモート参加してみた。ページタイトルは前のままになっているが、いま実際読んでるのは↓の本。

私は今年の4月に、13年ほど住んでいた大阪から実家の鳥取県大山町にUターンしており、その前にいっぺんITコミュニティの読書会というものに出てみたいと思っていた。まさにその時に、前の勤務先の近くで開始されたのがこのシリーズだった。これともう一つ、途中の章まで進んでいた伊勢シンさん主催の「すごいH本」の読書会のシリーズとともに、よく参加していたのであった。
すごいHaskell読書会 in 大阪 by iseebi
あともう一つ、CODE COMPLETE(上)の読書会にも出ていたけど、開催日が土曜の午前ということもあって、そちらにはあまり出席できなかった…。(本当は前職のSIerで勉強会/読書会を開催するミッションもあったのだが、多用なPJのメンツの都合があわず立ち消え…。)

最初に書いたように今は鳥取県の実家に住んでいて、近くではIT勉強会/読書会は全く開催されていない。ただ実家からこの読書会の会場の大阪までの移動は3時間くらいかかるので、どこでもドアが開発されていない今日においては現地には行けるわけもない。なので都合のあう時にリモート参加(エア参加とも言う)で参加させてもらっている。この読書会にリモート参加をする時の方法は、以下の要領であった。

  • Twitterハッシュタグで検索し、今日読む場所を確認 (HooteSuiteというクライアントで検索タブを用意しているので、それを開く)
  • 本を読む
  • 感想があればTwitterハッシュタグをつけてつぶやく
  • 質問があればTwitterでつぶやく

ただ今回は主催者の好意により、特別にUstream(インターネットの動画配信)で、会場の様子を配信してくれるとの事!
実は前にもUst配信してもらってたのだが、ネット回線のせいか、音声が全て早回しになって全く聞き取れなかった…囮rz。なので今回はちょっと回線の用意もきっちりしてみる。手持ち回線の

  1. 実家のADSL回線(ただし無線で障害物が多いためほぼ使えない)
  2. 3日間0.7GBの通信制限にひっかかったdocomoLTE回線、100kbps
  3. MVMO(DTIの)の回線、200kbps
  4. auWiMAX回線、大体1Mbps

のうちで最もマシな、最後のWiMAX回線で受ける事にした。

で実際に配信を見てみて、実際の画像は机に置いたお茶だったりするwwのだけど、ちゃんと見れる。何よりも音声のトーンで現地の様子がリアルタイムにわかる!正直なところC/C++言語での開発経験に乏しい私にとって、この本はかなり難しい内容なのだけど、それでもC++の規格とかに詳しい人の解説(本の間違いを突っ込んだり、本には載ってない最新のC++11やC++14のベタープラクティス紹介をしたり)がためになる。紙の本なので、そんなC++規格の進化とかをメモすることで、それとなく元を取った役に立つような気になる。
いつものように淡々とTwitterベースでやるのもよいのだけど、これはよいものだと思った。もちろん一部途切れたりするし、現地にいないのでアフターのお食事とかは行けないのだれど、1人では不可能な事がコミュニティの協力で可能になるのは素晴らしい体験であった。ホンマにさおさんありがとうございます。
ひとつ気になっているのは、さおさんや参加者の数名はMicrosoftのMVPという制度で表彰された人達なのだが、Microsoft(US)の研究所が閉鎖されていたりして、今後Microsoftのコミニュティ支援予算が削られるのが危惧されることだ。

このようにややムチャをして既存の(何人かで集まる)読書会に出た一方、@bouzuya さんが開催している1人でたんたんと読む読書会もあって、ちょっと興味をそそられている。
GitHub - hitoridokusho/hitoridokusho: ひとり読書会
この形式は意志の強さが要る気がするが、個人的に積ん読の本が多数あるため、それも視野に入れて読書会の良し悪しをまとめてみる。

読書会のメリット

  • 1人では挫折しがちな(難易度が高かったり、ボリュームが多い)本を読み進められる
  • 他の参加者から、色んな現場(組み込みや、ゲーム業界とか)でのテンプレートの使い方を聞ける
  • 詳しい人から、他の設計法・実装法を聞ける
  • MVPの方から、VisualStudioの利点・便利な使い方を聞ける
  • (自分の場合、今はITエンジニアでないので)用語を思い出せる/最新の用語を聞ける

読書会のデメリット

  • 自分のペースで読めない(ひとり読書ならここは解消。ただ読書会のメリットが享受できない)
  • (リモートだと)主催者に手間がかかる
  • (確か学生の参加支援のための)500円の参加費が払えない
  • (Ustだと)家族に怪しまれる気もする

いつものKPT

Keep

  • (主催者には申し訳ないけど)機会をみつけて参加する


Problem

  • 参加者費払えない => Paypalとかで払う?
  • Ustとか負担かかるので、やや遠慮して当日参加申し込みしたけど、逆にバッテリー駆動のPCでUst配信して熱暴走とか大変そうだった => 予定がない場合は早めに申し込む。
  • UstはSkypeとかと異なり一方通行なので、こっちが視聴してるか主催者にわかり辛い => 見えてる旨を早めにつぶやいておく


Try

  • 他の読書会にも出てみる
  • せっかくのUstなので、もう少しつぶやいてみる
  • (自分が読書会を開く場合)Ustやチャットの選択肢を検討する
  • ゲームっぽいものを作ってみる
  • [やや願望]C/C++言語で何か書いてみる