9/15 大阪の福島でSQL Serverの勉強会に参加してきた(with 会社の後輩)
(9/19早朝、振り返りやアフィリンクなどを追加)
(1/25夜 MVPの説明変更)
なごやのつ部ハッカソンと迷ったけど、近場のSQLServer(エスキューエルサーバー)勉強会に参加しました。
主催者サイト(当日資料のリンクなどあり):http://sqlworld.org/event/20130914/
togetterまとめ:http://togetter.com/li/564404
この勉強会は以前8/27(水)に参加したhttp://d.hatena.ne.jp/Uemmra3/20130827/1377612620の勉強会の、ボリュームアップ版です。
SQLServerとはMicrosoftのデータベース製品で、業界首位のOracleと、躍進しているMySQL、PostgreSQLといった製品と競争しています。
その関係で、どんどん機能や使い勝手を進化させようとしていて、2005 => 2008 => 2012 => 2014と、どんどんバージョンアップしており、今回の勉強会は、現在暫定版が出ている2014の新機能に関する勉強会です。
個人的には2008 R2というバージョンでお客様にアプリケーションを提供した時、SQLServer Management Studio(SSMS)という管理ツールの使いやすさにびっくりしたものです。で会社の業務に直結する部分でもあり、会社の後輩を連れて行く事にしました。(後輩2人行く予定だったのですが、1人病欠の連絡あり、残念!o(*>Д<)ゝ)
自宅準備としていつもの勉強会はMacBookAir持参で行くのですが、今日はMicrosoft製品なので、あまり使ってない(クリックボタンの効かない)ThinkPadに2012をインストール。家の有線LANで、以前に入れていた2008R2を2012にアップグレードしておきます。普段使ってないので、Windowsアップデートとかにも時間かかります。(出発前に下の娘と自転車で遊ぶ予定がなりませんでした(>_<;))そうそう、先日買ったSQLServerの本も持っていかねば!!
で会場の、福島(JR大阪の隣駅)のMicrosoftに到着。いずれ社内勉強会を運営しないといけないということもあって、会場設営などお手伝いでもしようかと早めに行ったのですが、人は足りているようでした。横長でかなり広い部屋だったのですが、続々人が集まってきます。
togetterに一部の人からのまとめがありますが、簡単に感触を書いて行きます。まずはおださんから会場の注意事項や、初めての人向けの説明があってから、わんくま同盟ちゅきさんによる、情報処理技術者試験(国家資格)の取得学習について。
個人的にはDBスペシャリストは2002年頃(旧一種と同等のソフトウェア開発技術者を取る前)に、社内の資格手当が高い(15k円/月)という分かりやすい理由で2回ほど受けた事がありました。それなりにいい所まで行ったのですが、残念ながら合格には至りませんでした。
情報処理試験はIPA(経産省系の組織)の資格であり、DBスペシャリストでは特定のDBMS(OracleとかSQLServerとか)に依拠する問題は出ない、
つまり10年経っても出題傾向はあまり変わらない「お得」な分野だということ。また基本となるDB設計の正規化とか、割と理論的な分野が出るとのこと。午前は国語、または英語を読み解けば解ける問題という、テクニック的な話がありました。
この業界は長時間労働が多かったりして、試験勉強に割く時間がとりにくいので、こうしたテクニックは重要だと再認識しました。
次は主催者でもあるおださんから、SQLServer2014の新機能について、全体にサラッとお話がありました。
まー普段触っていない自分からすると色々な驚きがあったのですが、この後に色々濃いセッションがあったので。。
前回の勉強会でも感じましたが、おださんはMicrosoft MVPというベンダー資格持って表彰を受けてらっしゃるだけあって「色々とかゆい所までよく知ってはるなー、ここまで出来たら楽しいだろうなー」という印象を持ちました。
ここでおやつタイム!なんと美味しそうなケーキがふんだんに!!
勉強会では普段の業務以上に?頭を使うので、エネルギー分の補給はありがたい!これまで勉強会でピザデリバリーを食べて歓談とかの経験はありますが、ケーキは初めてでした。後輩は痩せてる割にはおかわりしてました(^_^;)
続いては東京からいらしたムッシュさん、東京の方でも勉強会を開いてらっしゃるそうで、
無料(300円ですが実質ケーキ代で元取れてるかと(^_^))の勉強会と思えないクオリティのスライドと
わかり易い説明。ムッシュさん初見ですが、ファンが多い理由がわかる気がします。
・クラスタ化列ストアインデックス
(大量データを少ないデータ領域で持つ方法に、読み取りだけでなく書き込みできるようになった)
・バッファプール拡張
(SSDを二次キャッシュで拡張してトータルパフォーマンスを上げる)
・リソースガバナー
(全体のジョブに使うCPU、メモリ、調整する)
というような新機能の説明がありました。
やや残念なことは、クラスタ云々はライセンスだけで300万(100万のサーバー5台とかなので仕方ないですが)必要なEnterprizeエディションの機能になってしまうようです。会社のMSDNで試せるのでしょうか?
ただバッファプール拡張は無償版のExpressエディションと組み合わせると面白そうです。
次に会場提供者でもあるMicrosoftのエヴァンゲリオンジェリストさとうさんから、Windows Azureというクラウド環境で大容量データを処理することができる、"HD Insight"なる製品についてのセッションです。
一緒に聞いている後輩は、実は新入社員なこともあり、ちょっとこのあたりの用語はチンプンカンプンな模様。
なので自社で行っている、サーバーなどを自前で持つのが"オンプレミス"。インターネット上のサーバーリソースを利用するのが"クラウド"。という適当なざっくりした補足を入れておきます。
正直自社では9分9厘オンプレミスの案件なので、自分でもよくわからないことだらけ。ちょっと本とかで復習が必要だと思いました。
ただこの辺の本は軽く4〜5千円とかするので、とっかかりとしては図書館で借りれればそれで済ませたいものです。
私がよく使っているのはカーリルhttp://calil.jp/というサービスです。
よく利用する図書館(家の近く、会社の近く、府立の図書館など)を登録しておき、読みたい本を登録しておけばどこの図書館にどの本の在庫があって、どれが貸し出し中かわかるもの。で実際にベースとなるHadoopという技術についての本を何冊か借りれることがわかりました。Twitterアカウント、Google、docomo、Yahoo!、mixiなどのどれかのIDがあれば無料で使えるネットサービスなので、本を読むのが好きな人、色々な知識を得たい人はぜひ利用してみてください。
閑話休題。佐藤さんのお話のスタイルはウロウロしながら淀みなく喋る形で、あたかも大学の講義を聞いているようでした。
Azureのbigdataは標準入出力を通じてC#やJavaScriptなど色々なプログラミング言語から弄れるようで、Microsoftが本気で取り組みつつあるのが感じられました。
最後にもう一度ムッシュから、SQLServer2014の新機能であるヘカトンについて。
自分の職歴の一つであるFPGAが近年、金融のトレーディングなどで利用されている(ソフトウェアにできない高速な処理をハードウェアで安価に実現する)ように、一部の高パフォーマンスを要求するデータベース処理を実現する新機能のようです。
色々なやり方で同じ機能を実装してみてパフォーマンス比較する実験をしてみたい、と思いました。
(ヘカトン(SSDでキャッシュしたDB)、メモリを増やす、一部をハードウェア化する、というパラメータのあるなしで2の3乗=8パターン、とか)
更にそれをMySQL、Oracle、PostgreSQLなどで展開できればかなり面白そうなことができそうで。
というわけで、自分の中であまり経験のないSQLServerの勉強会でしたが、自分の中での取り組み方法が垣間見えた気がしました。
2次会は中華料理店での交流会。いつも通りのただの酔っぱらいぶりを発揮して、色々な方とお話することが出来ました。
TwitterやFacebookだけでなく、リアルな情報交換できたのが良かったです。(色々テーブルをウロウロしたわりにはムッシュと絡めなかったですが)
良かった点:
悪かった点、直したい点:
- 名刺を忘れた(学習能力ナシ(>_<);)
- 会場設営などできることをアウトプットしたい
- Enterprizeエディションのインストール方法確認
おださんはじめ主催者各位、参加された皆さん、どうもありがとうございました。